セバスティアン・ローブ(Sebastien Loeb)がハンドルを握る『シトロエンC4・WRC』が連続制覇を成し遂げた昨年のレース以来、レース規定改革の動きが強くなってきたWRC世界選手権。その目的は、参加コストを抑え、新たなマニュファクチャラー参戦を促し、レースを活気付けようというものだ。
果たして、その規定改革がどのような効果をもたらすのか、いまだ消極的な意見も多く聞こえてくる。とはいえスズキの参戦も発表され、こうしたチームがモノトーンに沈みがちであったレースに新風を吹く込んでくれることは間違いない。これまでシトロエンの独壇場に終わり、スバルは大きく水を空けられる結果に終わってしまうなど、躍動感に欠けるレースであっただけに、WRC本来の醍醐味を取り戻せるかどうかの賭けとなる。
2008年シーズンにスズキから参戦するのは『スズキSX4 WRC』で、現在FIAのWRC規定に準拠するよう最終調整が進められているところだという。活躍が期待されるSX4のドライバーは、JWRC世界選手権優勝経験者のトニ・ガルデマイスター(Toni Gardmeister)とパー・ガンナー・アンダーソン(Per-Gunnar Andersson)の二人。コンパクト・セダンの長所を最大限に引き出したマシンに、二人の経験とファイトが加わって、来シーズンが面白くなりそうだ。
Posted on 26/01/08 By F.B